デマンドコントロール事例

 

旅館(安来市) 最大発生月 7月-

 

7月下旬、全居室・宴会場ともに食事客で満室となり、空調機がフル稼働したため最大需用電力が8kw超過(年間11万円の支出増)しました。

入客が多く忙しさのため空調制御する暇がなかったようです。

 

《対策》

 デマンド監視装置(手動)を取り付けて、契約電力低減の交渉を中国電力と行い、超過分以上に基本料金を下げる事ができたため、掛かった費用は1年程度で償却できました。

 

こ の旅館様のケースは、空調機の運転を手動で制御する事を前提としたデマンド監視装置の取り付けによるものであり、本来は契約電力を下げてもらえない ケースでしたが、この年特例により可能となりました(中国電力は非公表)。また粘り強く交渉した結果、中国電力の要望値よりも30%程度契約電力を下げる 事ができました。

 

 

老人ホーム(松江市) 最大発生月 6月

 

ある老人ホーム6月某日、デマンドが超過し、翌月から契約電力が前年の124kWから148kWに上がりました。

この1日のため、いや2時間だけのために40万円も電気代が高くなってしまいました。

 

《防ぐには》

 事前に空調機の運転の仕方を従業員さま、メンテナンス業者さまに理解していただく事が大切です。

 

《次善の策》

 デマンドコントローラー(自動制御)を設置し、電力会社と契約電力削減の交渉をし基本料金削減ができました。

 お客様が削減分からの分割払いを希望されたため、機器代金・工事費用ともに無負担で設置できました。