【受託件数の比較】
全国の保安協会様と、私どもが所属する電気管理技術者協会の受託件数の比較です(末尾に資料掲載)。
技術者一人あたりの受託件数
保安協会様 約47件
技術者協会 約29件
上記は公表されている最新(平成14年度)の資料に基づいていますが、現在もその比率に大きな変動はないようです(資料の公開が平成14年度が最後となっているのは、民間の保安法人が新規参入した時期と一致します)。保安協会様以外の保安法人は未公表のため不明ですが、恐らく技術者一人当たりの受託件数は技術者協会が最小であると思います。
【技術者1人あたりの受託件数が少ない理由】
ひとつは趣味の時間など人生後半を楽しみたいという会員が多くおられるからではないでしょうか。
台風等で複数のお客様に同時に事故があったときに、私などにはこれらの先輩方の存在はとても大きなものです。現在は受託件数が少なくても、経験が豊富ですからとても頼りになります。もちろん、仕事が生きがい!とばかりに多くのお客様を受託してバリバリ活躍されている先輩方も多くいらっしゃいます。
【メリット】
技術者一人あたりの受託件数が少ないメリットは以下の通りです。
①広域災害(地震・風水害)時には、多くの事業場の被災が想定されますが、受託率が低い団体ほどいち早く対応する事が可能です。技術者一人当たりが担当する事業場の数を団体ごとに比較した時、「個人より法人のほうが安心」とは言えないのはこういった理由があるからです。
②上記①と共通しますが、通常の事故対応も安心です。